京都へ行っておりました。
小道を歩いていたら見つけた、こんな地図。全て切り絵で丁寧に作られています。分かりやすいし、和みます。そういえば京都って、紙のお店が多いですね。和紙のレターセットやお茶に使う懐紙、カラフルな模様の千代紙など、京都は紙散策をするのが楽しい町です。
そして、京都のお菓子のパッケージも気になるもののひとつ。
老舗和菓子店、松屋常盤のパッケージ。特に好きなデザインのひとつです。何気ないのに全体のバランスが気持ちいい。シンプルできりっと引き締まった、職人の心意気、潔さのようなものを感じます。御所や茶道の家元、お寺さんなどにお菓子を納めてきたという老舗の風格。「味噌松風」という味噌味のカステラのようなお菓子が有名です。昔ながらの素朴な優しい味わいです。
こちらは津田楼という情緒溢れる素敵な小料理屋さんが出しているオリジナルの和三盆ですが、一変して、今風のデザインです。制作はUCYUという、これまたグラフィカルで小洒落た和三盆を作るお菓子屋さんが行っています。津田楼は元々幕末に川魚料理屋を営んでおり、"なまず&うなぎ"をシンボルマークにしているのですが、それらをイメージした、ちょっとおとぼけ風のほのぼの感があります。中の和三盆もなまず&うなぎマーク!
最後は洋菓子。京都ではありませんが、兵庫・三田の超人気店「エスコヤマ」。パティシエの小山進さんは京都出身ということなので、どうにかつながるかな?小山シェフのお菓子はどれも美味しくて、お店は毎度大行列必須なのですが、密かに凝ったパッケージにも注目!小山シェフ自身が面白いアイディアを出すのだそうです。有名な小山ロールのパッケージもかなり考えられていて可愛いのですが、私が気に入ったのはこちら。オレンジピールをチョコレートがけしたオランジェットが入っています。オレンジをイメージした明るいカラーやグラフィック、チューブみたいなのをくるんと巻いたさりげない感じ、文字のフォント具合なども絶妙で、これは捨てられない!と思ってしまいます。箱自体もかなりしっかりしています。中のチョコレートももちろん大変おいしくいただきました。
UCYU http://www.uchu-wagashi.jp/
エスコヤマ http://www.es-koyama.com