東京・墨田区で行われた「スモールメイカーズショーin すみだ」へ行ってみました。
ものづくりの街墨田区の中小企業が中心となり、全国のスモール企業が集まって、
ものづくりの最新情報を発信する展示会。
ファッションショーやシンポジウムなど様々なイベントも開催し、
バイヤー、クリエイター、一般来場者が一体となって交流できるユニークな展示会です。
開催場所は両国国技館！
普段はなかなか入る機会のない国技館の中を解放しています！入るだけでも楽しい。
土俵がある真ん中のスペースを展示会場にして、様々な企業がブースに商品を展示しています。
枡席は来場者の休憩場所になっていて、みんな座って映像やトークを眺めていたり、
お茶を飲みながらのんびり寛いでいる人もいたり。自由な雰囲気がちょっと下町っぽい。
展示品にはこんなものがありました。
こちらは「すみだ珈琲」で販売しているコーヒーバッグセット。
産地によってイラストを変えて表示しています。かわいい！
豆は全てスペシャルティーコーヒー。
様々な味わいのコーヒーをお家型の中にセットして販売しています。
ちなみに、すみだコーヒーの店舗では、江戸切子のカップでコーヒーが飲めるのもいいですね。
こちらはマルサ斉藤ゴムの風船。
風船は墨田の地場産業です。
それをアッシュコンセプトのデザイナーによって、
アートっぽかったり、ちょっとユーモラスな雰囲気にデザインされています。
右のものは動物型になるので、オブジェのようにちょこんと飾ってもかわいいです。
ものづくり企業の工場から出る廃材を配財（配れる財産）に変えよう、
というプロジェクト「配財プロジェクト」も出展。
バックに飾られたパネルも全て廃材から作ったもの。グラフィカルでとてもきれいです。
今回は、美大の学生さんたちが協力してくれたそうです。
廃材とは思えないカラフルで心惹かれるパーツを組み合せて、
万華鏡を作るワークショップをやっていました。
こちらは以前、島根県の石州和紙を使って作った万華鏡。
筒は紡績工場の使い終わった糸巻き、透明カプセルの中のカラフルな破片は全て廃材です。
（mtでパーツを止めてくれています）
ちょっとしたアイディアで、ガラクタも見違えてしまうのですね。
廃材はものづくり企業の多い墨田区ならではの悩みであり、
また、それをものづくりのアイディアで解決しようとする試み。面白いですね。
現在は全国各地で展示・販売やワークショップを行ったりして、勢力的に活動しています。
墨田区は、自分たちでものづくりを行い、
自分たちで企画し、アイディアを練り、盛り上げようという意識の高い人々が多いように感じます。
常に熱気とパワーがあるんですね。
次はどんな試みが企てられているのか、つい注目してしまう地域です。
スモールメイカーズショーin すみだ
