アートブックフェアに行ってきました
毎年行われるアートブックフェア。今年は第5回目となり、さらに規模が拡大。
京都造形芸術大学・東北芸術工科大学 外苑キャンパスにて開催されました。
中へ入ってみると、とにかく人がたくさんで、大変賑わっています。
人がいっぱい過ぎて通れない道があるほど。
二階建ての館内は、部屋がROOM A〜ROOM Jまであり、
それぞれの部屋にぎっしり細かいブースがあるため、
全部見て回るには相当時間がかかります。
入り口付近には、ZINEばかりを集めた「ZINE’S MATE SHOP」があり、
趣向を凝らした興味深い作品がずらっと並んでいました。
手作りの希少な、部数の少ないものが多く、選ぶ人も真剣に吟味。
上記の二人は〔4×5〕〔SHINOGO〕のフォトグラファー、牧野智晃さんと渡辺一城さん。
カメラマン、画家、イラストレーター、オブジェ作家、詩人、編集者など様々なジャンルの人たちが、
自身の制作したアートブックを並べています。海外から出展する人も多く、各国語が飛び交います。
こちらはアーティスト、西舘朋央さんのオブジェ。(上のほう、写真がブレてすみません)
様々な木の破片を細かく組み合せ、
そこに海外などで見つけた紙切れをコラージュしています。すごい力作!!
西舘さん、新作のZINEも展示販売されていました。
また、10月11日(金)〜22日(火)まで、目黒のMARUSE B1GALLERYにて
「西舘朋央の地下実験室」と題した展示も行われるそうです。
アートブックだけでなく、印刷、ペーパーにまつわるプロダクトも展示販売しています。
こんな風にブロックメモやネームラベル、他にはラッピングペーパーなど。
活版印刷やレトロ印刷などの展示も行われていました。
EXHIBITIONSコーナーでは、
雑誌アイデア360号の特集「ファウンド・プリント:大竹伸郎の書庫より」にて掲載された、
膨大なコレクションからセレクトされた書籍を展示。
書籍はジャンルに分けて集められ、三角のディスプレイ台もカッコいいです。
とにかくどのブースも大にぎわい。最近、本は売れない・・・とも言われていますが、
目線を変えればこれだけ興味のある人たちが集まるのですね。
お客さんもアート関係者が多く、お互いに情報交換し、よい刺激を受けあえる空間でした。
THE TOKYO ART BOOK FAIR 2013概要