外苑前にあるdoinelは、自然派のワインや食材、雑貨、アンティークなどを扱うお店です。
こちらで陶芸家・鹿児島 睦さんの展示が開催されています。
鹿児島さん、陶芸家といっても陶芸には収まらず、幅広い活動をされています。
今回は「鹿児島 睦の図案展」というタイトルで、模様やイラストにスポットを当て、
唐紙職人、インテリアデザイナー、アートディレクターという、
全く異なる3組のクリエイターとコラボレーション。
カラフルで独特の質感のこのパネルは、全て唐紙です。
京都・西陣の工房「かみ添」との協業による作品。
イチジクをモチーフにした図案を、素材の持ち味を出しつつ、自由な色と配置で表現し、
和とも洋ともつかない(北欧ぽくも南米ぽくもインドぽくもあるような)
不思議な世界が広がっています。
お皿に描いた絵を図案と見立て、写真に撮ったものを紙の上に配置。
お皿という立体だからこそのゆがみや、陶器の質感などが紙にほんのりと表現され、
直接イラストを描いたのとはまた違う風合いがあります。
鹿児島さん本人によるライブペインティングも開催されました。
描き始めるとき、全体の大まかな構図はだいたい頭に入っている、という鹿児島さん。
すいすいとためらいなく流れるように描く姿が印象的でした。
展示は10月27日(日)まで開催しているので、興味のある方はぜひ。
doinel