前回書いた「BA to MA」展示会ですが、会場の様子はこんな感じでした。

いやー、とにかくディスプレイが個性的でおしゃれ！

なかなか応用するにはレベルが高過ぎて難しいところもあるけれど、

インテリアのヒントとなるようなアイディアがあちこちに溢れています。

見ているだけで刺激をもらえる展示です。

インテリア、アート、ファッション、デザイン、グリーンやフードまで、

暮らしにまつわるトータルな内容を独自の視点で編集する、面白い試みでした。

個人的に気になったのは、比較的多く展示されていた食品の中でも、

特にチョコレートのパッケージ。

チョコレートパッケージって本当にお洒落なものが多いんです。

上記はスペインの商品で今回日本に初上陸だそうです。

ちょっとオリエンタル風なデザインでもあり、グラフィカルで素敵です。

こちらはイギリス製。

現地では結構前から売っているものですが、日本はまだ未発売でした。

どことなくクラシカルで品のある風情が、やはりイギリスっぽい感じもします。

こちらはベトナムから。

私が一番好きなチョコレートです。

カカオ農園から直接カカオを買い付けて、自社のチョコレート工場で加工しています。

チョコレート自体も大変美味しいものですが、

パッケージがこれまた秀逸。

イギリスのライフスタイル誌・wallpaperのデザイナーが関わっているのだとか。

ベトナム国内で印刷を行っており、かなりハンドクラフト的な素朴さがあります。

ベトナムらしい雰囲気を出しつつ、スタイリッシュでモダンです。

紙の質感、色の出具合など、全てに味わいがあって、食べた後も捨てられません。

現地の工場へも行ったことがありますが、スタッフが１枚１枚手で包んでいました。

真面目な丁寧さが伝わる商品です。

まだまだ暑い日が続くニッポンですが、

ファッション・デザインの世界ではもう冬物商品が飛び交っております。

こちらはまだ夏も始まる前の５月に行われた展示会「BA to MA」。

クリスマス向けのギフト商品を中心に、フードやデザイン雑貨、ファッション小物など

独自の視点で選ばれた幅広い商品が展示されていました。

入り口のディスプレイはすっかりクリスマス仕様。

真夏にこの写真を見ても、なかなか実感湧きませんが。

でもファンタジックで楽しげなパーティーシーンを想像できますね。

壁の黄色いイラスト部分にはマスキングテープが使われていますよ。

さて展示会場入ってすぐのところに、目を引くボックスが。

ちょっとレトロな風貌の「スピード写真」のインスタレーションでした。

手作り感に溢れていて、味があります。

中に入って見るとこんな感じ。

ちゃんとスピード写真らしい"鏡"もあります。

これ実際はマジックミラーになってるんです。

ここでスピード写真を撮る（?!）と、マジックミラーの向こう側には実は人がいて、

一生懸命本人の似顔絵を描いてくれます。

描き終わったら、小さな取り出し口から、すとん、とこんな写真（?!）が出てきます！

このアナログ感が妙にツボです。

アパレル会社主催の商品展示会で、こんな粋なことをしてくれるなんて、

なかなか素敵なサプライズです。

次回のBA to MAは10月末だそうで、入場料を払えば一般の方も入場できるので、

ご興味ある方はぜひ。

BA to MA

http://www.batoma.com

相変わらず続く、ライフスタイル展で見つけたいいものシリーズ。

こちらは「こころふせん」というもの。

シンプルな付箋なのですが、熨斗紙みたいにリボンが掛かっています。

そして小さな文字は「ごめんね」「おつかれさま」「がんばって」「おめでとう」

などとちょっとした一言が書かれています。

オフィスでの連絡等に付箋を使う人も多いと思いますが、

さり気ない言葉が添えられているだけでも、ほっと気持ちが和みます。

こんな風に小さなお菓子と一緒に、相手を思いやる一言が嬉しい。

あまりかしこまらず、でも何かちょっとしたお礼や感謝の気持ちを表したいときに、

この付箋をぺたりと貼れば、

どことなくユーモラスに、想いを伝えることができそうです。