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COLUMN
コラム 2014年10月

東京・神楽坂に全く新しいショップがオープンしました。

神楽坂の駅をおりて信号渡ったらすぐ。

グレーの2階建て。倉庫のような建物。(元々本の倉庫だったらしい)

設計は隈研吾さんです。

プレス内覧会に行ってきましたが、とにかくすごい人!!

注目度が伺えます。

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「la kagu」(ラカグ)は、サザビーリーグによるキュレーションストア。

流行に左右されず「昔からあるもの」「これからも大切にしたいもの」

に価値を見出すという意味を込め、「REVALUE」をコンセプトに編集されています。

ファッションから生活雑貨、家具、カフェ、マルシェなどなどが複合的に集まったショップ。

「衣食住」、そして「+知」として、新潮社をパートナーに書籍も展開しています。

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というわけで、本もずらり。

このディスプレイは新鮮!

新潮社の文庫本を積み木のようにグラフィカルに並べていて楽しい。

ブックディレクターの幅允孝さんがキュレーションしており、

店内は新潮社だけでなく、幅広い分野の本がセレクトされていて、

知的好奇心をくすぐられます。

あれ?というところに本が並んでいたりして、

幅さんの本の選び方、置き方には、どことなくユーモアがあり、

注目してしまいます。

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ここでは、イベント的にトークショーなども随時開催されるそうです。

天井が高く、気持ちのいい空間です。

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インテリアもセンスよし。

ハンス・ウェグナー、そして北欧ヴィンテージなどなど。

家具のセレクトはhaluta(ハルタ)。

生活雑貨はスタイリストの岡尾美代子さん。

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というわけでステーショナリーなどもシンプルで長く使えそうなものばかりです。

キッチン用品や食品なども充実していました。

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そしてこのラッピングボックスもいい雰囲気。

最近、こういうシンプルな手書き文字のロゴや

素材感を出したパッケージが増えているように思います。

北欧とかロンドン、西海岸などに特に多いような。

余計なものは省き、素の良さを見せて、

人の温もりを感じさせること、自然でナチュラルな志向が、

今の世の中にフィットしているのでしょうか。

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カフェもありました。

こちらのキュレーターはLONG TRACK FOODSの馬詰佳香さん。

料理はホットドックとサンドイッチがメインで

シャルキュトリー・コダマのハムやソーセージが味わえます。

コーヒーは鎌倉のカフェ・ヴィヴモンディモンシュですよ!

この新聞みたいなメニューペーパーも今の気分ですね。

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11月からはマルシェも始まるそうで、

店の前のウッドデッキで、その時だけの素敵な食品が販売されるそうです。

こちらもマニアックで面白そうですよ。

今後も進化していきそうなお店で、とても楽しみです。

la kagu(ラカグ)

http://www.lakagu.com

 

ジャンポールエヴァンといえば、世界でもトップクラスのフランス人ショコラティエ。

日本にも各地にお店がある有名チョコレート店です。

そのチョコレートのクリスマスの新作発表会がありました。

もちろんどのチョコレートも美味しくて素敵でしたが、

その話は今回置いておいて・・・

こちらはそこで配られたカードです。

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わわわ!

これはテンション上がります。

アンティーク風のイラストに、新作菓子がコラージュ。

しかも擬人化されているのです。

どこか滑稽でキュリオジテな雰囲気があって、ゾクゾクします。

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こんな風に、カードの裏にお菓子の説明が書かれています。

これは素敵過ぎる。絶対捨てられません。

いわゆる"プレス用資料"なんだと思いますが、この徹底的な凝り方が粋です。

さすがジャンポールエヴァン!!

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そしてカードはこんなパッケージに入っていました。

チョコレートのパッケージを模しているんですね。

隅々まで手を抜かないこだわり!いや、本当に参りました。

チョコレートが好き過ぎて、時々こういうコラムを書いてしまいますが、

チョコ好きな理由のひとつはパッケージのデザインにもあったりします。

みんなそれぞれに凝っていて、見ていて飽きないです。

 

ジャンポールエヴァン

http://www.jph-japon.co.jp

お洒落な雰囲気の手紙が届いていました。

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「祭」の大きな文字。

パタンと折り目を広げると・・・

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「紙工祭」(しこうさい)と書いてあります。

なんでしょう???

福永紙工は50年以上続く、紙の様々な加工品を作る会社。

例えば、細密なプラモデルのようなミニチュアを紙で表現した「テラダモケイ」や、

不思議な質感を醸し出すトラフ建築設計事務所の「空気の器」などを作っているのがこちらの会社です。

今回は、その工場を一般に解放して、みんなで一緒に楽しむお祭り。

工場見学はもちろん、デザイナーとのトークショー、紙にまつわるワークショップ、

紙グッズの販売などなど盛りだくさん!!

(工場見学とトークショーは時間が決まっており、事前予約が必要です。)

紙好き、デザイン好きにはたまらない

知らなかった紙の秘密が明かされるかも?!

興味ある方はぜひ、行ってみて下さい。

【紙工祭】

日時:10月18日(土)、19日(日) 10:00〜17:00

会場:福永紙工 東京都立川市錦町6−10−4

JR立川駅から徒歩17分程度。JR西国立駅からは徒歩15分程度。

主催:紙交際実行委員会

企画:萩原修

グラフィックデザイン:三星安澄

会場デザイン:switch design

問合せ先:福永紙工

TEL 042-526-9215

ワークショップ等の詳細はこちらで↓↓↓

http://fukunaga-print.co.jp/event/shikousai2014/

プロフィール

江澤 香織
インテリア、雑貨、料理、ライフスタイルなどを中心に、新聞・雑誌・広告・WEB等でフリーライター、コーディネーターとして活動。All Aboutにて雑貨ガイド担当。
http://allabout.co.jp/living/zakka/
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