TOTTORI INSHU WASHI EXHIBITION ー因州和紙を知る、触れる、着るー
鳥取県東部の主に青谷町という地域で生産される因州和紙。
山と緑が豊かで、きれいな水の流れる自然の中で、
今も職人が手漉きの和紙を制作しています。
展示は3月5日で終わってしまいましたが、
作品の様子をレポートします。
和紙×写真の展示。
かなり精巧に写真がプリントされていますが、
こちらも手漉きの因州和紙だそうです。
家族をテーマに撮影されていましたが、
和紙にプリントすることで、柔らかく温かな独特の質感が感じられます。
世界各地で撮影活動をするカメラマン、水本俊也さんの作品です。
ん??写真の手前にあるものは??
こちら、着るもの?だそうです!
「鳥取の食を着る」というテーマで、
コスチュームアーティストの大野知英さんが手がけた作品です。
鳥取名産の食材を使って、和紙にドローイングしています。
この丸い輪っかはなんと、鳥取の郷土食のひとつ、「とうふちくわ」だそうです。
あまり関東では聞き慣れないですが、鳥取では比較的ポピュラー。
スーパーでも売っていて、ヘルシーなちくわとして女性に人気です。
こちらはネギ。
実は鳥取は良質なネギを多く生産しています。
梨やらっきょうだけではないんですね。
こんな風に、実際に着てみることもできました。
ちなみにこちらのモチーフはなんとレトルトカレー(の箱)。
鳥取県は、カレーの消費量日本一なんだとか?!
アクセサリーもありました。
和紙作家、モロヨシヨウコさんのデザイン。
ちょっと透け感のある温かく繊細な和紙の質感が、エレガントな印象。
軽いので、耳に負担がありません。
今回展示されている3人の作家さんは全員鳥取出身だそうです。
それぞれ全く違った視点で、因州和紙の魅力を表現していました。