目黒区美術館にて、7月8日から開催している
「ヨーロッパの木の玩具<おもちゃ> ドイツ・スイス、北欧を中心に」
内覧会へ行ってまいりました。
美術館が独自に収集した良質な木の玩具と、
デザイン性に優れたヨーロッパの木製玩具を広く日本に紹介している
アトリエニキティキの協力により開催されている展示です。
これは本当に楽しみにしていました!!
館内に一歩足を踏み入れた途端、魅力的な玩具が多すぎて、
一つ一つ目を凝らして観てしまいます。
大人も子供も一緒にワクワクするような展示です。
上の写真は、木製を中心とした知育玩具で世界的に評価の高いスイスのネフ社が
ライセンス契約を持って復刻した、バウハウスのおもちゃです。
こちらは赤ちゃんのための「ガラガラ」や「おしゃぶり」。
こんなにいろんな種類があるんですねえ。
子供が興味を持って遊べるように作られている上、安全性にも配慮するなど、
おもちゃ一つ取っても、考えに考え抜かれた製品になっています。
そしてデザインとしても美しく、ただ飾っておいてもいいくらいのクオリティです。
ピタゴラスイッチみたいなコーナーもありました。
およそ600点ある玩具を、「手で遊び、考えること」をテーマに、
「組む・外す」「回す・ねじる」「転がす・落ちる」など、
玩具が持つ動作でジャンル分けして、分かりやすく展示しています。
そしてさらにワクワクドキドキするこのエントランス。
ドイツとチェコの国境付近にあるエルツ地方の郷土玩具です。
現在でもこの地域では、クリスマスの季節になると、このように窓辺に飾るのだそうです。
半円形のアーチ型の燭台。その形の理由は、この地域の主要産業であった
鉱山業と密接な関係があります。詳しい内容はぜひ美術館で確かめてください。
鉱山の町の様子が表現されています。
精巧ながら、ほのぼのとした風景に惹かれます。
ひょうきんな顔つきの「煙出し人形」。どちらも古いもののようで、
左は1930年代のもの。体の中が空洞になっており、中でお香を焚くと、
まるで煙を吐いているように見えます。こちらもクリスマスにちなんだ人形です。
他に、くるみ割り人形や、ノアの箱船、ロウソクの上昇気流でくるくると回る
クリスマスピラミッドなど、様々なクリスマス玩具が展示されていました。
どれもとっても素敵なものばかりで、夢中になって観てしまいました。
制作の様子を再現したコーナー。
こんな風にして作っているんですね。
職人が作業する様子を鑑賞できるプチムービーもあります。
さらに、7月15日(土)〜17日(月・祝)は、
ドイツ・エルツ地方の工房から職人さんが来て、
実際に作業する様子を拝見することができるのだそうです!!
(一日3回、各回先着50名)
参加したい方は要チェックです!
他、講演会やお子様向けのワークショップもあります。
木のおもちゃで自由に遊べるコーナーもあるので、
家族みんなで楽しめそうです。
9月3日(日)まで開催しているので、ご興味ある方はぜひ行ってみてください。
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目黒区美術館
ヨーロッパの木の玩具(おもちゃ)―ドイツ・スイス、北欧を中心に
European Wooden Toys ~ featuring toys from Germany, Switzerland and Scandinavia
会 期:2017年7月8日(土)〜2017年9月3日(日)時 間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日 ただし、7月17日(月曜日・祝日)は開館し、7月18日(火曜日)は休館。
観覧料:一 般 700(550)円 大高生・65歳以上 550(400)円 小中生 無料
*障がいのある方は半額・その付添者1名は無料
*( )内は20名以上の団体料金。
*目黒区美術館では、開館30周年を記念して区民割引を実施いたします。目黒区在住、在勤、在学の方は、受付で証明書類をご提示頂くと団体料金になります。(他の割引との併用はできません。)
主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館
協力:株式会社 アトリエ ニキティキ