和紙造形作家の森田千晶さんが、
日本橋のギャラリー「組む」にて展示をされていたので、
お伺いしてきました。タイトルは「草木譚」。
森田さんの作品は、本当にもう何度も拝見していますが、
毎度その荘厳なディスプレイには圧倒されます。
まるで不思議な夢を見ているかのよう。
これが全部和紙で、手漉きだとは、信じられない気分です。
しかも森田さんは、自分で和紙の原料になる木を育てていたりもするのです。
今回は、「香りで巡る森」として、
会場のあちこちに、森、草木、花をイメージした香りが仕掛けられていました。
森の中を彷徨うように、場所によって違う、様々な香りが漂ってきます。
香りにふっと呼び覚まされるような感覚があり、心の中に情景が現れ、
この空間を一層幻想的に思わせるように感じました。
音楽会やお茶会も開かれたそうで、五感で楽しめる展示でした。
(展示はもう終了しています)
------------------------------------------------
森田千晶(アトリエ線路脇)
組む 東京