うぎゃあああああー
な、な、何ですか?これは??
大集合すると、すごいインパクト!!
怖いってば!!
果たして、この強烈なお面の正体は一体・・・・?
はい、正解はこちら!
石見神楽、という島根県石見地方に伝わる伝統芸能。
そこで使われているお面です。
石見神楽の衣装やお面は特殊で精巧な技術が必要なため、それぞれの職人がいます。
今回訪ねたのは、石見神楽のお面を作っている工房だったのでした。
このお面、実は和紙でできています。
石州和紙と呼ばれる、この地域独特の伝統工芸です。
お面ができるまでの工程です。
石膏の型から粘土の型を起こして乾燥、そこに和紙を貼り重ねたら、
裏から叩いて粘土を壊し、お面が出来上がります。
お面は一般的に木彫りのものが多いので、全て和紙で仕上がっているというのは珍しいです。
和紙は木に比べて軽いので、躍動感ある激しい舞いが多い神楽には最適!
みんなで、お面の絵付けをさせてもらいました。
ベースの面に、ひげや眉、口などを描き込んでいきます。
怖くない恵比寿さんでチャレンジ。
筆を繊細に動かして、ほそーくヒゲを描き込むのがなかなか難しいです。
同じお面なのに、みんな違う表情になりました。
恵比寿さんはまだ簡単な方ですが、他の登場人物やヤマタノオロチなど、
描き込むものが多いとさらに難しい!!職人の技術がふんだんに詰め込まれています。
工房にはこんな立体の壁画が!これも全部和紙!!
神楽のお面の技術を応用して、このような芸術作品を作ることもあるそうです。
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石見神楽