2020年3月29日〜4月9日まで「3331アーツ千代田」で開催予定だった
「MT ART PROJECT(エムティアートプロジェクト)」。
緊急事態宣言によって、開催は泣く泣く中止になってしまいましたが、
実はすでに展示の準備は万端な状態だったのです。
世界各国から集まったテープアーティストの作品がきれいにディスプレイされた状態のまま、
誰も入ることができなくなってしまった会場・・・。
延期などもかなり検討されたそうですが、会場にも次の予定が入っていたりでこれ以上伸ばすことは難しく、
ついに撤去しなくてはならなくなりました(涙)。
そこで、撤去前にどうにかして、mtファンのみなさんにこの会場の雰囲気を少しでも楽しんでもらえないか、
と急遽16日(土)にインスタライブを開催!!
私もmtファン代表として、インスタライブに呼んでいただき、
会場全体の構成を指揮したキュレーターの居山浩二さんに案内していただくような形で、
会場の様子をご紹介させていただきました。
mtのスタッフさんもみんな初めてのインスタライブで急な対応だったため、
ゆるーい放映で、たどたどしい部分も多々あったことかと思いますが、至らなかった点、心よりお詫びいたします。
私個人もすごく楽しみにしていた展示だったので、一般公開できなかったことは悔しいばかりですが、
このような機会をいただき、急遽会場にお邪魔させていただけることに。
実際に作品を目の前にしてみると、想像以上の迫力に驚きの連続でした。
お客様がこの場所に立てなかったことが本当に残念でなりません。
微力ではありますが、こちらのコラムでも会場の様子をご紹介したいと思います。
(mtのサイト内でも詳しい紹介ページがあります)
まずは会場入ってすぐ、目の前にどーんと現れたのがこちら。
イタリア人のアーティスト、Carlo Galliの作品です。
イタリアではスターの象徴だといわれるサーカスの王女、Moiraの肖像画。
華やかで繊細なグラフィック。これ全部 mtで作られているのですよね??
思わず二度見!近寄って確認!
巨大な肖像画なので、何枚ものパネルに分解して送られてきたのものを、会場で再度組み立て直したそうです。
設営の様子を映したyoutubeもありましたので、ご興味ある方はぜひ。
https://www.youtube.com/watch?v=Dk2787sxiFI
そしてふと左を向くと、またまた巨大な作品。
こちらは日本人のアーティスト、Hogalee。
ご本人が会場に来て、二日かけて仕上げてくださったそうです。
昔のコミックのような味のあるイラスト、mtがシルクスクリーンのような雰囲気で、うまく使われています。
目の前に立つと本当にすごい迫力なんですよー。
またいつか別の機会にぜひ展示して欲しいなあ。
右側の壁と正面に見えるのは、ドイツ人のアーティスト、Felix Rodewaldtの作品。
ご本人が来日して制作してくれたそうで、こんな状況になってしまったがために、帰国するのも大変だったとか。
こちらには、mtおなじみの柄のテープがふんだんに使われています。
遠くから見ると、同じ系統の色をグラデーション的に貼って、模様のように見せていますが、
壁に近づいてよーく見てみると、あれ、こんな模様を使っていたのか!と驚きます。
かなり柄テープで攻めてますね。うまいバランスに色分けして使われています。
mtの全種類を使っているのだとか?!
離れたり近づいたり、動きながら鑑賞すると面白い。
あー、これ持ってる!持ってる!と自分のテープを見つけるのも楽しいです。
うーん、本当に・・・公開されなかったのが残念で仕方がない・・・。
まだまだ展示作品はたくさんあるので、次回もまた続きで、他の作品をご紹介します。