去る10月、「mt 博 2021」が青森県の旧弘前偕行社にて開催されていました。
私はタッチの差で間に合わず〜、今回の展示は見に行けなかったのですが、
実は昨年、旧弘前偕行社を訪ねていました。
(ここだけの話ですが、それがきっかけでmt 博を開催することに!)
何も展示していなくても、建物自体がとても素晴らしいんですよ。
旧弘前偕行社は、明治40年(1907)に建てられた日本陸軍第八師団に勤務する将校の親睦・互助・研究のための施設です。
設計は堀江佐吉さん。青森では有名な名棟梁です。弘前や津軽地方には、この堀江さんや、その息子・弟子たちの建てた明治時代の擬洋風建築がたくさん残っています。太宰治の生家もこの方が建てたんですよー。
平成13年(2001)には、国の重要文化財に指定。
大規模な補修工事が行われ、現在は内部を見学することも可能です。
建物のディティールがとてもいいんです。
イベントでの部屋貸しや、雑誌、テレビの撮影なども相談に応じてくれるそうです。
天井の漆喰のレリーフなど、当時のままに残されています。なかなか豪華ですね。
廊下の雰囲気も素敵。ずらりと並ぶ壁掛けフックも当時のもの。
廊下が絵になります。アーチ状の飾りもいい感じですね。さすがの堀江センス!
窓から外は緑が青々ときれいでした。
mt博は大盛況で連日賑やかだったそうですが、何も展示していない、静かな旧弘前偕行社もとても素敵ですので、ぜひ訪ねてみてください。(見学は要事前予約)
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旧弘前偕行社