d47 MUSEUMで開催されている日本ワイン展を観に行き、
うっかり長々と続けてしまったワインラベル紹介シリーズ、今回で終わりにします。
「レトロクラシック編」「ネイチャー・ナチュラル編」「シンプル・グラフィックデザイン編」に続き、
最終回「アート・イラスト編」です。
北海道の10R ワイナリー。栃木のココファームワイナリーにいた醸造責任者のブルース・ガットラヴさんが、
北海道のぶどうに魅力を感じ、立ち上げたワイナリー。
カスタムクラッシュワイナリー(受託醸造所)という取り組みもユニークで、
将来的にワイン造りを目指している生産者にとっては、学びと実践の場になっているようです。
もちろんブルースさん自身のオリジナルワインもあります。
上写真のラベル、ネイチャー編ともちょっと被るかな?
葡萄畑と空に飛ぶ鳥をイメージしたようなイラストで、とてもシンプルなラベルですが、
こんな感じに、過去のラベルもいろいろと展示されていました。
こちらはなかなか個性的なイラストです。帽子の人はブルースさんでしょうか。
私の大大好きな、宮城県のファットリア・アルフィオーレ。
元小学校の体育館を、すっごいお洒落な醸造所にリノベーションしているんです。
数年前に訪問したことがあり、試飲できるワインを片っ端からしこたま飲んでしまった記憶・・・。
本当は、ネコ柄のイラストが影のように描かれたシリーズも好きなんですが、
今回展示されていたのは、印象派の水彩画のような柔らかくてシンプルなデザイン。
ワイナリーの姿勢を反映したような、清々しい潔さを感じます。
これまたかなり個性的なラベル。大阪のフジマル醸造所。
このラベルの絵、一体何の絵なんでしょうね?ちょっと不思議で抽象的なイラストです。
フジマルさんの醸造所は大阪の街中にあって、レストランも併設されており、
レストランの窓からワイン造りの様子がうかがえるという楽しさ!
2号店として東京・清澄白河にもレストラン店舗と醸造所があります。
大阪はそもそも、ぶどう栽培で120年の歴史があり、生産量もトップクラスだった、というのは、
現地へ行くまで知りませんでした。柏原市にものすごい急勾配の葡萄畑があります。
現在は農家さんがどんどん減っていて、耕作放棄地も増えているそう。
フジマル醸造所はそんな耕作放棄地を救済してワインを造っています。
上記のワインは100%大阪のぶどうを使用。(東京の醸造所は山梨など関東・東北等のぶどうを使っています)
三重県の国津果實酒醸造所。
2018年の設立で、比較的新しいワイナリーです。
数年前に熊本でここのワインを偶然見つけ、それ以来ずっと気になっているワイナリーです。
こちらも廃校になった小学校を醸造所にして、委託醸造も受け付けているのだとか。
ジャック・タチの映画「僕のおじさん」を思い出すような、ほのぼのしたイラストがキュート。
楽しそうなイラストの小瓶が登場。福岡のStudio gogo winery。
うーん、聞いたことないなあ、と思っていたら、
こちら福岡で地元を盛り上げている、とどろき酒店が始めたワイナリーなんだそうです。
そういえば、以前からとどろき酒店のオリジナルワインがありましたが、
以前はプロデュースだけで、別の県で委託醸造していたような。
それが長年の夢叶い、ついに醸造免許を取って、2021年から始動したそうなんです!熱いです!
使っているのはもちろん、福岡産のぶどう。
是非とも飲んでみたいけど、販売はしていなかったー!
今後も大注目のワイナリーです。
ワインラベルは動物イラストも多くて、動物編もやろうかと思ったけど、
もうあまりに長くなるので、チラッとだけ。
愛知県のアズッカ エ アズッコ(風の丘のワイナリー)。
ちょっとイタズラ顔のオオカミさん、ワインを飲んでご満悦顔?!
まさかワイナリーの羊を食べたのでは??羊とワインは合いますけどね!
・・・なんて、物語が始まりそうなイラストがユニークです。
でもここも知らなかったなあ。日本にもいろいろ面白いワイナリーが増えているんですね。
ではいよいよ最後は、mtの本拠地でもある、岡山県から!!
ドメーヌ・テッタです。ここも大好きなワイナリー。
岡山の新見市哲多町ってところにあるんですが、広島と島根の県境にも近い、すんごい山奥です。
開梱したらパンダの像が出てきた(という設定?)で、トレードマークはパンダ。
ワイナリーの入り口にも、本当にパンダ像が置いてあるんですよ。可愛いですよね。
Tシャツやエコバッグなどのグッズも売っていて、この可愛さに思わず買ってしまう。
建物はWonderwallの片山正通氏がデザインしていて、めちゃくちゃかっこいいんです。
レストランも併設。お料理美味しかったなー。
建物の周り一面はぶどう畑で眺めも最高です。
・・・以上、長々と続いたラベル紹介でした!
(最後まで読んでくれた方どうもありがとうございます)
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さて、ついでにワインとマスキングテープの関係についてちょっとだけ話すと、
ワインバーなどでmtを使っているところ、結構多いです。
無地のmtにペンで値段とか、簡単な特徴などを書いて、ボトルの裏側にペタッと貼っています。
産地や特徴によって色分けしたりして、結構便利に使われているんですよ。
飲食の現場にもmtは欠かせません!
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47winetourism -47都道府県の自然・人間・文化を味わう旅-
d47 MUSEUM 第29回展覧会
会 期 2022年2月 4日(金) - 2022年5月 8日(日)
時 間 12:00〜20:00 ※水曜定休(祝日の場合は営業)
場 所 d47 MUSEUM(03-6427-2301)
料 金 ドネーション形式(来場者が入場料を決める自由料金制)
事前申込 不要
●お問い合わせ:03-6427-2301(d47 MUSEUM)
https://www.hikarie8.com/d47museum/2022/01/47winetourism--47-.shtml