ついに行ってきました「角川武蔵野ミュージアム」。
いきなり大きな岩がゴロンと転がっているような、かなりインパクトのある建物。
(鳥のようなイラストは特別展示の今だけの作品)
約2万枚の花崗岩を使っているそうです。
設計デザインは隈研吾建築都市設計事務所。
東所沢の駅から歩いていくと、遠くからも巨大なグレーの頭が見え、不思議な風景を醸し出しています。
ここの目玉といえば、やはりこの「本棚劇場」でしょう!
しばし見上げて呆然としてしまうほど、ずらっと並んだ無数の本の森。圧倒されます。
約30,000冊あるらしいです。
時間になると定期的にプロジェクションマッピングもやっています。
普通に本を手に取って読むことができる、エンタメ図書館といった風情なのですが、
本の並べ方、選び方に工夫が凝らされており、森の中を彷徨うように楽しく、本の世界にどっぷり浸れます。
個人的には荒俣宏さんが集めた不思議本コーナーがツボ。
本棚劇場の奥にある廊下の先の階段の脇にあり、分かりにくいので、どうぞお見逃しなく。
他に「荒俣ワンダー秘宝館」というコーナーもあり、
ジャンルを一言では言い表せない、ミステリアスな物体の数々が展示されています。
「不自然(マンメイド)な植物展」という特別展示も開催されており(2022年7月31日まで)、
様々なアーティストが植物をテーマに作品を展示していました。
特に見入ってしまったのがこちら。
よーく見ると、これら全部本物の植物。花びらや葉っぱの押し花です。
多田明日香さんというアーティストの作品。
花びらや葉っぱを精巧に組み合わせて、人間の骸骨を表現しています。
アルチンボルドなどを思い起こさせるけど、本物を使っていることがミソ。
人は花に惹かれ、美しい人は花のように例えられる。その人の本質を突き詰めたら骨だった。
そこで骨を花で美しく再構成したらどうなるかを試みた、という面白い視点。
シンプルにとても綺麗だし、驚きのある作品です。花も人間も美しい!
ミュージアムショップにマスキングテープ売ってました。
こちらは漫画mt。
他にもショップの各ブースにいろんな柄が売ってましたので、ご興味ある方は探してみて下さい!
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角川武蔵野ミュージアム