大竹伸朗さん
今、東京都国立近代美術館では、大竹伸朗展が絶賛開催中ですね。
コラージュ好きにはおなじみのアーティストです。
私も会期内には絶対に観に行こうと思っております。
こちらは直島にあった大竹伸朗作品「直島銭湯」。
建物を立体コラージュしたカラフル感がすごい。
直島の船着場からもすぐ。
民家が建ち並ぶ狭い路地を曲がったところに、いきなりどーんと登場します。
要素が多すぎて説明しきれないですが、かなりのインパクトにのけぞります。
建物のコラージュっぷりが本当にすごい。これ違法建築じゃないの??と思ってしまうような、理解不能な構造。
屋根の上が遊園地みたいなツリーハウスみたいな、摩訶不思議な建造物です。
こちら、実際にお風呂に入ることができます。私が直島を訪ねた日はものすごく寒かったので、銭湯で温まることができて、本当に助かりました。脱衣場も湯船も、なんならトイレも、そこかしこに大竹伸朗ワールドが隙間なくぎゅうぎゅうに詰め込まれていますので、もしお風呂に入る時間がなくても、中だけでも見る価値ありです。でもお風呂に入るととっても気持ち良くて、まあまあ落ち着かないけど面白い満足感で満たされます。
こちらは豊島にある「針工場」。これも大竹伸朗さんの作品なのですが、全く雰囲気違いますね。同行した方は何度もここに行って説明を受けているけど、未だに理解できていないと申しておりました。元メリヤス針の工場だった建物に、約30年間放置されていたという、鯛網漁船の造船用の木型がオブジェのように佇んでいます。これもある意味大掛かりなコラージュ。今回は期間限定で開催されている「ナイトプログラム」というのに参加したのですが、夜の闇に宇宙船のようにぼうっと浮かび上がる木の船の様子が、不思議な幻想感を醸し出していました。夜の鑑賞もオススメです。
展示会場の隣にはグッズを販売するショップがあります。銭湯のグッズも一部ここで販売していますね。
ここではコラージュのワークショップも開催しているそうです。小学生から大人まで参加できます。
ワークショップ作品もいろいろ展示されていました。旅の思い出にいかがでしょうか。