東京の「大竹伸朗展」へ
コラージュ好きには決して外せない、アーティストの大竹伸朗さん。
前回、直島や豊島の作品を紹介しましたが、その後やっぱり行くしかないでしょう、ということで、東京国立近代美術館で開催している「大竹伸朗展」へ行って来ました。
建物外観にすでに大竹作品が!!どどーんと「宇和島駅」。
16年ぶりの大回顧展、展示作品およそ500点!!
薄々分かっていたことですが、尋常ではない圧倒的物量に打ちのめされました。
館内は全て写真OK。(動画はNG)
ものづくりをされている方も、そうでない方も、何かアイデアを刺激される、癒されたり励まされたりする、ここだけのめくるめく偉大なる大竹伸朗ワールドが、これでもかと果てしなく無限に広がっています。(いや、無限ではないはずなんだけど、どこまでもどこまでも続いてひたすら終わらない展示なのです)
写真もたくさん撮りすぎて収集つかなくなっていまして、ここに載せるには選びきれない膨大な量・・・。
少しだけチラ見せです。
個人的にはこの、スクラップブックがずらりと並ぶ回廊がツボ。細かいところまで観ているとキリがなくて、でも何度も何度も観たくなる、妙にクセになる回廊でした。
平面から立体、建築まで、これだけの作品を手がける並々ならぬパワー、本当にすごいです。大竹さんご本人も時々ふらっと来られるようで、私が行った時は、サウンドスペースの作品で演奏してくれました。
大竹伸朗さんのHP始め、いろんなところに作品の写真が掲載されているけれど、実物で観るその感動は全くの別物。質感を持って目の前に現れるインパクトはかなり刺激的です。そして情報量過多な細かい部分を見ることで、写真では決して分からない発見が多々。
今週末(2月5日)まで開催なので、好きな方はぜひとも観に行って欲しいです。
もし、おびただしいほどの物量に疲れた時は4階へ。窓から外を眺めながら椅子で休める「眺めのよい部屋」スペースがあります。ここからの景色も素晴らしい。また、常設にある余白の多い日本画コーナーを観に行くと、高ぶりすぎる興奮を鎮めることできるかも?
ショップコーナーも充実していました。驚きの凝った図録はもちろん、Tシャツやバッグ、ポストカード、お菓子、おもちゃ、マスキングテープも色々種類があります。じっくり観るなら一日あっても全然足りない、すごい作品展でした。
——————————–
大竹伸朗展