山梨の摩訶不思議アートスポット
山梨県、北杜市エリアを車で走っていたら、不思議な場所を見つけました。
一見なんてことない、工場のような建物。「←入口」が気になります。
よくよく見ると、建物の前に流木みたいなものがゴロゴロしていますね。
中に入ると、手前にはアートブックが並ぶショップ、奥はデザイン事務所のような雰囲気です。
北杜にこんなおしゃれな店できたんだーと、ふらっと見て帰ろうとしたら、「見学されますか?」と奥にいたスタッフさんが声をかけてくれました。
お言葉に甘えて建物の奥へ。廊下にはまるで子供のような、無邪気な雰囲気の絵がずらりと飾ってありました。可愛いですね。
いざ歩を進めてみると、中は想像以上に広かった!ギャラリーだったんですね。
というか、・・・ん?・・・え?・・・なんだこりゃ。広いにしても、かなり大々的。本格的。芸術祭か何か開催中ですか?というレベル。
いやぁ・・・めちゃくちゃ広いです。行っても行っても終点が見つからない。作品もどんどん巨大になる!!
仕事の合間だったので、時間切れでおいとませねばならず、結局全貌がわからないほどでした。まだ2階もあったらしい!
あとで調べてみると、ここは2022年8月にオープンした「GASBON METABOLISM(ガスボン メタボリズム)」というギャラリーを中心とした多目的施設で、アーティスト・イン・レジデンスも兼ねているそう。敷地は1000平米以上!元はカメラの三脚をつくる工場だったそうです。
ちなみに同じ敷地内には「万珍酒店」という酒屋が入っており、ワインやメスカルを販売している他、ビールの醸造も行っていました。常時10タップ、ここのフレッシュなオリジナルビールが飲めるそうです。スタッフさんがいれば、醸造所も見学できます。
他にも奥に中華料理の店があったり、2階に面白いアンティークショップがあったり、さらに奥でアーティストが何かものづくりの作業をしていたりで、とにかく広すぎて全てを把握しきれない!そしてどこか現実味のないワクワクするような面白さに満ち溢れています。学校の文化祭のような、地域の芸術祭のような、コペンハーゲンのクリスチャニアをも思わせる、摩訶不思議な空間でした。(勝手に)mtの展示場案件としてもなかなか面白いんじゃないかと思ったので、紹介してみました。アート好きにはきっと刺さると思いますので(ビール好きも)、山梨へ行くことがあれば、ぜひ立ち寄ってみてください。
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GASBON METABOLISM