視覚のバグを作品に
友人のSNSで面白い投稿を見つけ、こちらのギャラリーへ行ってきました。
東京・外苑前の路地奥にある、MAHO KUBOTA GALLERYです。この看板が目印。小宮太郎さん、というアーティストの展示「Virtual」が開催されています。
入口がちょっとわかりにくいのですが、建物の入り口扉ではなく、その奥にあるギャラリー名が書かれたこの黒いガラス窓の並びにある扉です。中が見えないので、閉まっているとちょっと入りにくい感じがしますが、中には優しいスタッフさんがおりますので、勇気を出して開けてみてください。
白い空間に作品が展示されています。うん、普通のギャラリーですね。額の中にはマスキングテープで作られた作品がありますよ。
奥には扉があります。隣にも部屋があるのかな?と思って近づいてみると・・・
えええ???なんとこれ、マスキングテープで作った騙し扉です!!すごい!!
うわー。遠くから見たら本当に全くわかりません。絶妙な凹凸感。近くで見ると、こんなに色々な柄のテープが使われていることに驚きます。
スタッフルームの奥にももう一つ展示の小部屋が。もしかしてこのブラインドも・・・??
ぎゃー!!ほんとにこれ、すごいです。一体どうやって作っているんだろう!!!
こちらは作品ができるまでの習作だそうです。余った紙で試すことが多いらしく、主にレシートの裏などを使っています。これはこれでオブジェみたいでかわいいですね。
これは扉のハンドルかな? 騙し扉作品を見た後に見ると、また見方が変わって面白いです。
小宮さんは、視覚芸術における認知のバグやズレをテーマに制作を行なっているとのこと。他にも不思議な観葉植物や鏡の作品が展示されていました。
過去にmt協賛の展示も行なわれたようでしたが、今後も注目したいアーティストさんです。
2月24日(土)まで展示が行われているので、ご興味ある方はぜひ行ってみてください。
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