東京建築祭
5月の最終土日、「東京建築祭」というのが開催されていたこと、ご存知でしたか?
最近は大阪や京都、長野県の松本などで建築をテーマにしたイベントが行われ、ジワジワと人気が出ているようです。東京での開催は初めてです。
東京の新旧様々な歴史的建造物の普段は見られない場所を見学できる特別なイベントです。しかも入場無料!
上の写真は一番人気だった日本橋にある三井本館。行列があまりに長すぎて入場は断念しました。
みなさん建築マップを片手に街をあちこち徘徊。改めて見ると、あれ、東京にこんな素敵な建物があったんだ!と発見が多々ありました。
三井本館の向かいには日本銀行の建物があり、この辺りなんて日本じゃないみたいな景色。まるでパリの街角みたいですね。
私が特に観たかったビルはこちら。新橋にある堀ビルです。昭和7年(1932年)の建築。堀商店という建築金物を扱う商店だったそうです。角地に建つ、アーチ状にカーブしたユニークな建物。今はシェアオフィスとして使われているようです。
近くで見ると壁の装飾が凝っていてすごいです。タイルは当時英国から輸入したものだそうです。
こちらもなかなかの行列でした。ふと、こんなところで思いがけずマスキングテープと遭遇。こうやって道路に誘導線を示して行列を整理できるように導いているのですね。こういう使い方もあったのか。
中に入ると、フィリップ・ワイズベッカーさんの建物イラストが飾ってありました。
この市松模様のような床は昔のまま残しているそうです。チラッとあるレンガの感じもいいですね。
階段の装飾や鉄のランプも素敵です。今回は1階しか入れなかったのですが、いつか全公開して欲しいです。
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東京建築祭