お茶の包み紙
新茶の季節ですね。
お茶といえば静岡。
沼津に行った時、お茶屋さんで新茶を買いました。
こんな包み紙。
静岡といえば芹沢銈介という有名な染織工芸家がおりましたが、
なんだかちょっとそんな雰囲気をも彷彿とさせるデザインです。
包装紙のデザイン賞を受賞したこともあるそうです。
オレンジ色は”みかん”をイメージしているとか。静岡らしいですね。
創業からのレトロな雰囲気の包装紙は今も人気だそうで、
若い女性に、この包装紙が好き、と言われることも多いそうです。
色も模様も素朴で親しみが湧きます。なかなか捨てられません。
お店はこんな感じのところです。
沼津の繁華街を過ぎた外れにちょこんと建っています。
地味な雰囲気の外観ですが、
作家の向田邦子さんもここのお茶が大好きだったそうで、
「うの抽斗』(向田さんが”うまいもの”の切り抜きを集めた引き出し)に
入っており、頻繁に注文されていたそうですよ。
葉っぱだけで食べてもおいしい、
若々しいうまみのぎゅっと詰まった新茶でした。