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鹿児島の薩摩伊作和紙

鹿児島へ行ってきたのですが、泊まったホテルのお部屋にすごく素敵な和紙作品がありました。

これ、ランプです。可憐で繊細な作品ですね。

ランプを点けると、花がパッと開いたようで、まるで紫陽花のような印象。

鹿児島の伝統工芸である薩摩伊作和紙。約500年前に伊作地方で始まりました。その技法を継承する、和紙作家さんの作品だそうです。モダンなインテリアにも馴染む、優しい灯りです。

ホテルの館内にはあちこちに伊作和紙の作品が散りばめられていました。こちらはフロントにあった大きな灯り。

立体的な模様が優雅で美しく、幻想的な灯りに見入ってしまいます。

エレベーターホールにはこんな灯り。この辺りは高千穂峰をはじめとする霧島火山の山々が見渡せるのですが、そんな山をイメージしたのでしょうか。

各お部屋のサインも和紙でした。部屋ごとに全部デザインが違います。

オマケ。部屋菓子に添えられていた懐紙(茶道などで、お菓子の下にお皿の代わりに敷いたりする小さな和紙)です。

実は鹿児島は、静岡と一二を争うほどお茶の生産量が多い地域。ホテルで出されるお茶やお菓子にもこだわりがありました。これは伊作和紙ではないそうですが、桜島と霧島神宮が描かれ、郷土愛を感じる懐紙ですね。こんなセンスも素敵です。

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