- 太陽の光に、目に映るものすべてが
色鮮やかに輝きはじめる季節。
この夏のmtコレクションは南仏の伝統柄や
ミナ・ペルホネン、ウィリアム・モリスなど
美しい自然をモチーフにした
生命力あふれるデザインを集めました。
あなたの夏を見つけてください。
1926年フィンランド生まれのグラフィックアーティスト。1950年代から長きにわたり第一線で活躍し、数々の名作デザインを生み出し続けた。現在もなお現役で活躍するブルーンは、フィンランドの誰もが認めるアート界の巨匠アーティストだ。2007年にはフィンランドの芸術家に贈られる最高位の勲章、「フィンランド獅子勲章プロ・フィンランディア・メダル」を受章した。またフィンランド芸術評議会からはエリック・ブルーンの長きにわたるアート活動を称えプロフェッサーの称号をおくられている。ブルーンの活躍の場は、広告デザインやポスターにとどまらず、切手、本のイラスト、またフィンランド紙幣など幅広く、フィンランドでエリック・ブルーンのアートを目にしたことのない人はいないともいわれている。1974年にフィンランド自然保護協会のために作った「サイマーワモンアザラシ」や1950-60年代に炭酸飲料メーカーハートウェルのために作った一連の「JAFFA」ポスターデザインは特に有名で、ブルーンのアイコン的存在だ。ブルーンの作品作りのモットーは、「アートは見る人を笑顔にしなければならない」ということ。その言葉の通りにブルーンの作品には美しいだけではなく、思わず見る人が笑顔になってしまうような遊び心に溢れている。日本では、2015年にパイインターナショナルから「エリック・ブルーン~北欧フィンランド グラフィックの巨匠~」が出版。また2017年に日本全国を巡回したフィンランド・デザイン展ではブルーンのポスター作品も多数展示され話題を呼んだ。
19世紀後半の英国において、アーツ&クラフツ運動を牽引した偉大なデザイナー、詩人、思想家、工芸家であり、モダンデザインの父とも呼ばれるウィリム・モリス。 モリスは、"モノ創りの喜び"と"素材の自然美"に大きな価値を見出し、この運動が彼の信念として世界に広まりました。やがてそれは日本においても大正時代、"民芸運動"の中で伝えられたのです。モリス逝去後120年あまりも経過していますが、彼の"残した信念"は普遍的に受け継がれ、唯美的戦略として築かれた優秀なデザイン・スタイルを伴ったMorris & Co.のインテリア装飾として今日でも 創造を続け、世界中へ流通されています。モリスの残した名言「役に立つかわからないもの、あるいは美しいと思えないものを家に置いてはならない」、この言葉は現在でも大きな意義を保っているようです。