作者はチャールズM.シュルツ氏(1922年11月26日~2000年2月12日)。シュルツ氏は1997年75歳のお誕生日プレゼントとして取った5週間の休暇以外、亡くなる直前の1999年12月の断筆宣言まで1日も休まず、17,897日分のコミックを描き続けました。資料収集からセリフの書き込みに至るまで、すべての作業にアシスタントをつけることなく、たったひとりで行っていました。コミック「ピーナッツ」は1950年10月2日、アメリカの新聞7紙で連載がスタートしました。現在も75ヵ国、21の言語、2200紙で連載されており、世界中で愛されています。
19世紀後半の英国において、アーツ&クラフツ運動を牽引した偉大なデザイナー、詩人、思想家、工芸家であり、モダンデザインの父とも呼ばれるウィリアム・モリス。モリスは、"モノ創りの喜び"と"素材の自然美"に大きな価値を見出し、この運動が彼の信念として世界に広まりました。やがてそれは日本においても大正時代、"民芸運動"の中で伝えられたのです。モリス逝去後120年あまりも経過していますが、彼の"残した信念"は普遍的に受け継がれ、唯美的戦略として築かれた優秀なデザイン・スタイルを伴ったMorris & Co.のインテリア装飾として今日でも創造を続け、世界中へ流通されています。モリスの残した名言「役に立つかわからないもの、あるいは美しいと思えないものを家に置いてはならない」、この言葉は現在でも大きな意義を保っているようです。
1995年、デザイナー皆川 明によりブランド「ミナ(2003年よりミナ ペルホネン)」が設立される。社会への考察や自然への詩情から図案を描き、織やプリント、刺繍などのテキスタイルをオリジナルにデザインしている。近年は衣服をはじめ、家具や器、店舗や宿の空間ディレクションなど、日常に寄り添うデザイン活動を行っている。 主な展覧会に「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」(2019.2020)がある。