mt masking tape

PROJECT
取り組み 2021年12月


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はじめて「しあわせのはね」を取り扱ってくださった、黄色い鳥器店の店主 高橋千恵さんにお話を伺いました。国立駅から歩いて3分。本当に好きなものだけを集めた、小さな空間の中にしあわせがぎゅっと詰まった、器と雑貨のお店です。


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黄色い鳥器店さんについてお教えください。


2007年オープンなので、14年目になります。
国内の作家が作っているもの、自分の感覚に合ってるものだけを集めています。
お客さんが「ここに来たら贈り物が見つかる」という店にしたくてやっていく中で、品揃えがどんどん増えていきました。
絵や洋服、器などいろんなテーマで展示会をしていて、今の形になってきました。

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とても素敵な店名の由来は?

店を始める数年前に、フラッと寄ったギャラリーで黄色い鳥のオブジェに出会いました。当時はそういったものを作ってる方がいなかったんです。だから自分のお店にはちょっと変わったものを置きたいと思って、それがお店を始めるきっかけになり、黄色い鳥器店と名づけました。


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西村くんとの出会いは?

礼くんのお母さんは高校の同級生です。私たちは出身が静岡なのですが、ずっとクラスが一緒で。こういうことを礼くんが考えたから、協力してくれないかって。最初は、ちょっと見てほしいって送ってきたのかな。

静岡の知人がグループホームのような施設をやっていて、そこで作ってもらったのが始まりじゃないでしょうか。お母さんが入られていたのかな。認知症の方も社会参加することで、元気になったり、物忘れが改善されたりするそうで、そういうのいいよね、って。

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プロジェクトについて、いろいろとアドバイスをされたそうですね。

最初はパッケージの中に羽が収まってたんですけど、収まってると羽が見えないから、フタを開けてひっくり返した方がいいよ、とアドバイスをしました。試しにお店に置いてみることになって、もう1年以上経つんじゃないですかね。

それからmtを使うのなら、ちゃんと作っている会社に連絡をした方がいいよと。礼くんとは小さい頃にしか会ったことなかったのですが。

その後、京都の工房リーフさんから始まって、作ってくれるところも今では4つか5つくらいあるのかな。販売するところも増えていくといいですね、かわいいから。センスがいいんですよね、色合わせとか。一応、ピンク系、黄色系、と色をなんとなく分けて作ってと、頼んだりはしています。うちのは緑を多めにしてね、とかね。

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販売されていて、お客様の反応はいかがですか?

障がいのある方が作られたっていうと、みんななんとなく買ってあげようとするから、そういったことはあまり言わずに販売しています。なぜかお母さんじゃなくて、一緒に来た子どもたちが買ってくれるんです。不思議ですよね。

歌をうたう方がコロナになってライブがないから、自分の曲をCDに焼いてそれに羽をくっつけて販売する、ということもありましたね。このインタビューを読んで、私のお店でも売りたいと思ってくださったら嬉しいです。

ラッピングのときにも、これを1つつけますよって言ったら、みなさんすごく真剣に選ばれます。
贈る人にあった色を「ピンクがいいかな」など選ぶのは楽しそうですよ。
mtさんからテープをご提供いただいてから、バリエーションが増えてすごくかわいくなった気がします。選び甲斐がありますね。うちはこんな風にストックしていて、ここにスタッフがちょっとづつ補充しています。



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黄色い鳥器店さんにぴったりのラッピングですね。

ぴったりすぎるかなって最初思ったんですよ、鳥に羽、って。でも喜んでくださるからいいんじゃないですか?笑
商品として売れなかったら、ラッピングで協力しようと思っていたんです。
これをたくさん使ってあげたらどんどん仕事になるだろうから、なるべく店でギフトに使うようにして。ギフトはよく出るから、結構消費をしているんですよ。

贈り物の目的はいろいろで、結婚のお祝いとか、お引越しも、新築祝いもあるし、お誕生日など幅広いです。
今までは小さいのしかなかったんだけど、大きい羽が最近できたから大きいギフトにつけています。小さいのもつけるとかわいいですし、結構目立ちます。アクセントになりますね。

マスキングテープは他にもラッピングでよく使います。なぜか集まっちゃうんですよ!工業系のテープも黄色いものをラッピングの時使ったりしています。

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このプロジェクトがどんなふうに続くことをイメージされていますか?

売ることよりも、作る人が楽しんでくれてたらいいな。売れないと意味がないけど、あまり売れすぎて作る人が苦しくなるほどはやらないほうがいいと思うんですよ、だからほどほどに、この羽の良さを伝えたり、少し背景も説明する必要もありますね。

高齢者や障がいのある方がが作るから買ってよじゃなくて、社会参加のために作っていることをちゃんと伝えて、大事にしてくれるお店に広がっていくと嬉しいです。作る人が苦しくない程度に売れて続いていくことが大切だと思います。

「しあわせのはね」ももちろん丁寧にやらなきゃいけないんですけど、正確に、というよりもちょっと心に余裕をもって作れるようであればいいですね。
これを受け取った人の気持ちとかを話し合いながら、機械的じゃなくて人間らしい作業としてやっていただけていたら嬉しいです。

私たちも作ってる人のことを考えたりします。どんな風に作っているのかなとか、この人はハサミの切り込みが少し甘いな、とか。でもそれもまたいいじゃないですか、人によって違うのが。すごく細かい人もいるけど、すごいざっくりしている人もいるし、そのうちそれがいいなって思えてきました。手仕事だからこそ個性を感じて、見えないけど人の存在を感じます。作るのは自分がやろうとしたら結構大変な作業ですよ。

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しあわせのはねの魅力はどんなところですか?

礼くんのお母さんがある程度ガイドラインをまとめて伝えていると思いますが、なんか最後はその人の個性が出るというか、自由度を認めてるところも残して、それが楽しいですよね。鳥の羽だって色々あるんですから。

そこが機械的だと温もりが伝わらないですよね。できるまでにいろんな工夫をしてくださっていると感じると、1枚1枚が愛おしく思えます。

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最後にお店で取り扱いたいな、という方にメッセージをお願いします。

あんまり押し売りもしたくはないのですが、作ってる人が社会参加できるものを自分の店で売るのはやっぱり楽しいことだと思うんですよ。誰かのためになるということ。単に作業ではない仕事を作る手助けになるっていうのは楽しいです。

お客さんにも多分その楽しさを感じてもらえるから、だったらラッピング開けてもこの羽は置いておこうとか、みなさん本のしおりにしてくれてたり、子どもが大事そうに持って帰るんです。そんな風に伝わっていくって嬉しいなと思います。

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黄色い鳥器店さんでラッピングに使っていただく際に、店頭で「どの色にしますか?」とコミュニケーションが生まれていて、贈る方も「じゃあこの色で」と選ぶことを楽しまれている様子がとても印象的でした。羽を付けたプレゼントを誰かにあげて、「これ、かわいいね」と想いが繋がっていくのは、すごく素敵なことだと実感しました。ご協力いただき、本当にありがとうございました。


黄色い鳥器店
東京都国立市北1丁目12−2
TEL 042-537-8502
http://kiiroi-tori.com/



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制作にご協力いただいている、工房リーフさんにお邪魔しました。西村くんが暮らす京都にある、就労継続支援B型事業所です。ご担当の加藤里奈さんにお話を伺いました。


「しあわせのはねプロジェクト」との出会いのきっかけは?

京都ほっとはあとセンターという障がい者支援センターにこういうお仕事がありますという募集が出ていて、応募させていただいたのがきっかけでした。
率直なことを言うとお仕事がなかったというのが、一番の理由です。
やっぱり今コロナでメンバーさんができるお仕事がなくなっているので、ちょっとでもみなさんの工賃の足しになればと思って、色々お仕事を探している時に見かけたのがこちらのプロジェクトの募集でした。これだったらメンバーさんでもできるかもと思い、一度お話をお聞きすることにしました。

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工房リーフさんはどういった施設ですか?


うちは障がい者施設の就労支援B型という施設で、利用者さんが就職できるように支援をしていく場所です。世間で「内職」と言われるような、ダイレクトメールの封入作業や宛名貼りの作業をメインでさせていただいています。40、50代の割と高齢の方が多い施設ですね。男女比率も男性の方が圧倒的に多くて全部で24,5人中の4人しか女性がいません。
基本的に知的障害の方、自閉症といわれる方が多いですね。手先が不器用という訳じゃなくて、逆に細かい作業が得意な方とか色々な個性がある方がいらっしゃいます。

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カラフルなマスキングテープを前にして、男性たちの反応はいかがでしたか?


やっぱりかわいい!と反応される方はいらっしゃらなかったですけど、でもこういった遊び心があって個性を出していけるような、作業と実益を兼ねている仕事はなかなかないので、自分で好きに表現しながら楽しく作業をしているようです。普段はミスが許されないお仕事ですが、多少は自分の好きにしても大丈夫、というところが違いですね。

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実際に取り組んでみられていかがでしたか?


最初は思っていたより難しくて、、、
実際やってみたらテープを正確にはみ出ないように貼るのがすごく難しく、その時にできるメンバーさんが限られてしまって。貼り合わせる人、切る人と作業を何人かで分業にしました。すると得意な事がだんだんわかってきて担当が決まっていきましたね。器用な方とそうでない方がいるんです。

自動カッターも使いました。手で切ってしまうと切り目が歪んだりして、それで端っこが合わせられなくなるので。これを使うと全部正確に同じ長さに切ってくれるので。だんだんと美しさを追求していくとしっかり貼れるようになってきました。
この機械は封入作業の時にセロハンテープを切るのに使っていました。紆余曲折あったのですが、3日もするとみんな慣れてきました。



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出来上がったとき、皆さんの反応はいかがでしたか?

そうですね、たくさんできてきて並ぶとすごく圧巻なんですよね!
うちは施設の名前がリーフなので、葉っぱにも似てるしすごいかわいいねって。でも葉っぱじゃなくて羽だから、ちゃんと羽の形に切ってねって話しながら作っています。

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mtマスキングテープのことはご存知でしたか?

mtは以前から使っていました。やっぱり粘着がつかないのがすごく便利で、例えば内職作業のときに、どこが失敗しているか、ここが破れてますとか、ここが汚れていますというところを示すときに使っています。商品を傷つける訳にはいかないので、マスキングテープにここに破れがありますって書いて貼らせてもらったり。すぐ剥がれるし、すぐここだっていうのがわかるし、普段の仕事でも使わせていただくことがたくさんあります。


いつもの内職との違いはどんなところですか?

メインのDMの作業の時はお仕事モードが強いので、割と作業場もピリッとした感じにはなるんです。どうしても納期が決まってるので、この日までに間に合うようにっていうことがあり、緊張感を持たせるようにみんなをせっついたりして、どうしても義務的になってしまいます。

「しあわせのはね」はいつも程はピリピリせずに楽しくできるので、仕事の中の息抜きじゃないですけど、ちょっとオンオフを切り替えたり、バランスをとる役割になっています。

作ったものが商品になるので、今までだったら作業だったものが、誰かの手に渡るという、いつもの作業とは違うやりがいというか、それは利用者さんも感じておられると思います。

失敗してしまった人に、買った人がこれを受け取ったらどう思う?って聞くんですよ。嫌ですねって言うんですね。じゃあそういうのは作ったらだめなんだよって、説明するようにしています。一方的にこれはダメでは、何でなのかわからないし、どうしたらいいのかわからないと嫌になっちゃうので。

実際店頭に並ぶ物にお仕事として関わることは、そういったことを話し合ったり考えるきっかけになりますので、すごくありがたいと思います。

なるべくテープも無駄にしたくないなって思います。実際パッケージに入ったものを見ると、色々種類があって、同系色でまとめられててすごいきれいですよね。テープの幅もいろいろあって太いものから細いものまであって、それに応じて長さも変えると、用途も雰囲気も変わりますよね。


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西村くんのアイデアだと聞いて、どう感じられましたか?

高校生が思いついたということに、すごくびっくりしました。なにより行動されたことがすごい。さらにそれを障がい者や高齢者のお仕事にならないかと考えた発想も、なかなか高校生では出てこないと思います。

この業界で働いていたら、なんとなく思いついたりもするんですけど、ほとんどの方が縁がないとぱっと出てこない。お仕事として持ってきてくださったのは、すごくありがたい事です。うちにとっては大事な経済活動なんです。もっと売る場所が広がっていったらいいですね。こういう仕事を求めてる施設って日本中たくさんあると思うんです。今はイベントも減って、DMやチラシの仕事もなくなっていますから。


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西村くんは実際にみなさんが作業されているのを見られてどう感じましたか?

みなさん上手だなって。驚きですし、嬉しいです。みんなが楽しんでやってくれてるというのが、僕の思っていたことがちゃんと伝わっていて嬉しいです。続いて繋がっていければ一番いいなと思います。


加藤さん、最後に一言お願いします。

障がいのある方って感性が独特なんです。我々の見てる世界とは、やっぱり違うものが見えていて、受け取り方もすごく違います。そういった個性が発揮できる機会は少なくて、彼らの個性や感性を活かして手作業で作り出す時間はすごく大事だと感じています。

羽を切るよって言ったら、彼らそれぞれで羽のイメージがやっぱり違うんですよね。いろんな形ができたりするのはすごく面白いですし、やっぱり彼らの魅力を活かすきっかけになるので、こういったものが広がって、障がい者のある方の感性が活かされた商品が、もっとみなさんに簡単に手に取っていただけるようになるとすごく嬉しいなと思います。


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例えばmtのイベントに設置する体験コーナーでみなさんに作っていただいたものが、どこかで販売されて、収益が誰かに寄付されるとか、そういったアクションもできるのでは?と可能性を感じました。お客様も自分のために作るだけでなく、誰かのために作る喜びを共通することが、今の時代にはすごく大切なことだと感じました。加藤さん、本当にありがとうございました。


NPO 特定非営利活動法人 工房リーフ (障害者就労継続支援B型事業)
京都府指物町326−2
TEL 075-708-8129
https://atelier-leaf.org/

取材当時、まだ高校生だった京都在住の西村礼くんから「しあわせのはねプロジェクト」の企画書が届きました。

アトリエ ペルポンディキュレールという屋号で活動されている西村くんは、mtをつかって「しあわせのはね」を作り、高齢の方や障がいのある方に「アートをプラスした手仕事」を通じて生きがいや社会とのつながりを感じる仕組みづくりを考えていて、私たちに協力してほしいとのことでした。京都でお会いして以来、彼の取り組みに賛同し、プロジェクトがはじまりました。

今回はそんな西村くん、そして関わってくださっている工房リーフさん、黄色い鳥器店さんにお話を伺いました。


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このプロジェクトを始められるようになったきっかけをお教えください。

幼い頃から母が手紙を出すときに、この羽をマスキングテープと針金で作っていろんな人に送っていたんです。
この前、3年ほど前に祖母がちょっと身体を崩してしまって、足腰が弱くなってしまったんですけど、まだ手先がすごい器用だったんで、なんかそういう時間がたくさんあったんでマスキングテープで羽を作ってみたらどうだろうかと。


小さいときからマスキングテープに親しまれていましたか?

いつもマスキングテープが家にありました。母と一緒に羽も作ってたんです。母は手紙もいっぱい書いていて、その都度この羽を付けるので、祖母に作ってもらうように頼んだところ、すごく楽しかったみたいで。それを祖母が通っている施設にお願いして、その後、国立にある、黄色い鳥器店さんで取り扱ってもらうことになったのが、このプロジェクトの始まりでした。


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黄色い鳥器店さんとはどういった繋がりですか?


店主の高橋さんは母の幼馴染です。このプロジェクトについて説明をして売ってもらえないでしょうか?と話したところ、快く引き受けてくださいました。
カモ井さんにお送りした企画書も、高橋さんにもちゃんとお話してはじめたほうがいいよ、とアドバイスを受けたことがきっかけで、それでテープを提供いただけることになって。やっぱりテープを提供してくれたからこそ、いろんなところに紹介できたと思います。





企画書をつくって交渉するとき、どんな気持ちでしたか?

初めての経験でした。まずメールを送ったんですけど、返信がきてすごい!って驚きました。すごくいいプロジェクトだ!なんて自分でも思っていたので、これを思いついて広げていくためには、カモ井さんと繋がれたらいいなと思ったので連絡しました。mtは柄がたくさんあっていいなと思っていました。

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工房リーフさんとの出会いのきっかけは?

まずは、祖母の施設からはじまって、その後工房リーフさんへとつながっていきました。おばあちゃんの施設でスタッフさんが減ったこともあり、羽を作ることが大変になってしまい、それだったら京都で広めてみようかなって。京都のいろんな施設に問い合わせたところ、今の工房リーフさんと出会いました。

最初、僕と母で説明をさせてもらって、みんなこれならできるんじゃないかって。
コロナのせいで仕事も減っていて、新しい仕事も来なくてすごい大変で、僕たちの提案を喜んでくれて。早速やってみようということになりました。

工房リーフさんは元々は袋詰めとかの作業をされているのですが、「しあわせのはね」は手仕事なんですが、少しアートをプラスして、そういうところがみんな気に入ってくれたそうです。

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実際作っていただいて、どう感じられましたか?

作られている方々は、みんなとコミュニケーションを取るのが苦手な方が多いそうですが、羽をつくるときは、まず針金を切って、テープを切って、貼り合わせて、切り込みをハサミで入れるっていう風に、工程が何個もあるんですけど、羽を切るのがうまい人、テープを切るのが上手い人、そういう風にだんだん分かれていって、みんなコミュニケーションをとれる取れるようになったという話を聞きました。それがすごく嬉しかったです。「しあわせのはね」は受け取るだけでハッピーになれる、とてもいい商品だなと思います。

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マスキングテープは素材として使われていていかがですか?

使いやすいと思います。ハサミでも簡単に切れるし、粘着力も貼り合わせて、失敗してももう一回やり直せますし、本当に使いやすいと思います。
ストライプの柄を貼り合わせるとチェックになったりとか、1つ1つちょっとずつ違うのがいいと思います。

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将来の夢はありますか?

アメリカの大学へ進学しますが、学科は決まってはいなくて、とにかく今はアメリカへ行ってみようと決めました。

僕は研究者とかじゃなくて、何か人と関わる仕事に就きたいと思っています。何をしたいかっていうのは今探し中ですね。
人と関わることって、嫌な人もいると思うけど、今回交渉したり、行動してみて、大変さも楽しさもよく分かりました。



この記事を読まれる方に最後に何かメッセージはありますか?

何か身近にあることで人助けに繋がるってことに気づけたのが、すごく面白いなと思っています。だから続いていくといいなと思います。

しばらく日本を離れてはしまいますが、母に託して、いろんな人が関わって施設に広がっていったらいいなって思っています。アメリカでもmtさんのテープが置いてあるそうなので探してみます。

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西村くんとの出会いから「しあわせのはね」プロジェクトに大変共感し、大切なことに気づかされました。

今後はmtのイベント、また直営店mt labの東京と大阪に商品として置くだけでなく、ギフトラッピングに羽をつけてお渡しする予定です。売るだけではなく、伝えることがこのプロジェクトの意義ではないかと感じています。mtを通じてしあわせを届ける、素敵なプロジェクトに参加させていただいています。


アトリエペルポンディキュレール
Instagram
ID atelier_perpendiculaire
リンク https://www.instagram.com/atelier_perpendiculaire/

マスキングテープmtを通じて出会ったさまざまなチャレンジや素敵な取り組み、また商品の開発秘話やイベントができるまでのストーリーをご紹介いたします。